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武装神姫 BATTLE COMMUNICATION@wikiへようこそ
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クロスヘアーが特徴的で頭だけ出してる人を狙うのは難しいかも。ただ、装弾数は10発と多いいので敵がまとまって攻めてきたときなどはかなり頼りになる存在です。 -- これQSできてAIMのうまいスナが使えば、3つのスナで一番強い存在だろう。。新アサは弱いがこれは桁違いに強い -- 17 33 05}; 弾数が10なところがグッド。反動はPSG1とまったく同じ程度。PSG1からの乗り換えの人はいいかも。 -- PSG使ってた方には激しくお勧めな品。弾数が5と10とでは段違いですよ。 -- 連射速度が明らかにPSGより遅い。リロードも若干遅い。同時に撃ち始めた場合、PSGの方が先に30発撃ちつくすと思われる。 -- 非常に重く、移動速度がかなり遅いのでよく動くスナにはオススメできない。弾数10は多いが -- 重いしサブ等からの切り替えが遅いように感じられる -- (途中送信してしまった…)弾数10は多いが連続して10発も必要になる場面はめったにない。 -- 値段が高い割に総合的にはPSGに劣るのでこだわりや好奇心以外で買うのはお勧めできない -- FR-F"より連射は利くがクロスヘアの形状を考えればPSG−1にくらべ遠距離は熟練を要する。中〜近距離のQSがこの銃の最も活きる戦い方。言うまでも無いがスナ初心者には何のメリットも見出せないので買わないほうがいい。 -- ドラグノフとPSG-1比べると、前者の方が明らかに反動が低く記されていますが、コメントにある通り全く同じ程度なのでしょうか? -- 俺的には足が遅くなったPSGって感じ。弾数10になっても倒せなきゃ意味ないし。 -- 音が(・∀・)イイ -- 装弾数が多くて使いやすいですが、移動しながら撃つと明後日の方向に飛んでいきます。踊りながら撃てないのは近距離では致命的? -- より確実に仕留められる威力の高さと10発の装弾数のみが唯一の美点。55000SPかかるからといってPSGより優れているわけではない。 -- 反動はドラグノフの方が柔らかい感じしますけど…<PSGとの比較 -- PSGだと狙ったところがスコープ外に出るか出ないかまで跳ねるのが、ドラグノフだと余裕を持ってスコープ内に残る感じがしました。 -- 照準がvって所が使いずらいけど、俺的には遠、中、近距離どこでも -- これQS上手いやつ持ってると正直萎える・・・・ -- [次弾発射までの速度]PSG DRAGUNOV [反動の大きさ]PSG DRAGUNOV DRAGUNOVのほうが若干威力高いが、実戦ではほとんど差異は感じられないのではないか。あとはクロスヘアの好み。自分的には慣れたPSGのほうが遠方の敵を狙いやすい気がする。 -- PSGに慣れてしまってるなら、わざわざこっちを買う必要はないと思う。あとは好みの問題。ただ、値段をに見合うような、SRとは個人的には思わない。PSGが安いということもあるのだが・・・。 -- 頭だけ出した状態での撃ち合いに強い。障害物のラインと照準のΛの先端を合わせるだけで当たる -- 反動が少ない分遠距離でのやりあいにはつよそうだ -- 威力は最高クラスだが体感若干低い気がするときがある。ブリッジ等では一発で沈む敵が極端に少ないような・・・みんな装備つけてるんかね -- 連射速度はPSGのほうがやや速いみたいだけど、ドラグノフのほうが反動少ないので実質連続して精密射撃をするならドラグノフのほうが速いですよ。反動でぶれてるときに無理やりコントロールして敵をうっても普通に殺せます。PSGはうったあと反動でスコープで除いていた部分がスコープ解除しないとみえないですが、ドラグノフだとうったあとすぐにスコープのままでも確認・射撃が可能 -- 中距離で対アサルターなら3,4人程度は連続Killも可能。弾数多いから外すのも怖くない\(^o^)/ -- 弾数もあり連射も利くが重たいことと連射できる速度が若干PSGに劣っている事、さらに移動・ジャンプしながらのQSが他の2種に比べて着弾がずれる傾向が強いので接近戦は最弱。FRのように走って近距離で叩き込みにいける代物ではない。但し装弾数も多くリロードも速い上に反動が少ないので定点防御や対多数への攻撃能力は全ての銃の中で最強かもしれない。 -- 覗き込む時間が他のよりかかるみたい。。。QSするなら他のの方がいいかも -- 今までのスナの中で最も自分に合った銃だった。使ってみないと案外分からないもの。 -- スコープは見辛いが慣れれば問題ない。何よりスコープ内の目盛は有効活用できる。走っている敵を落とすタイミングを取る上で非常に便利な時がある。 -- 全体的には微妙だが30m以上の距離で当てたらほかのSRより脅威になる -- 確かに定点では最強かもしれない。PSG-1、FR-F2共に使ったが自分にはこれが合っている。 -- 接近が酷い。撃てると思ったときに撃てず死んでしまったときがあった。完全に遠距離用 -- QSには向いていないかも。速射の反応は確かに遅いが照準の安定はある -- 遠距離は最強。PSG-1よりも連射速度は劣るが弾数10は魅力的 -- 連射速度が近距離向けじゃない。遠距離から連射して倒す武器。 -- リロードの隙が出来る以外は10発の利点は少ない。この連射力では1発外しただけで(相手が逃げるにせよ、向かってくるにせよ)致命的になる。余談だがPSGとドラグノフは値段が逆な方があっていると思う。 -- 弾ロスの酷いこの頃は連射性能の悪さが接近で響く。実銃じゃ連射が効くのがウリの筈だが・・・。 -- 確かにこのSPの高さはハンコイン臭いがこれもまた良いスナイポには変わりない。遠距離や特に激しく動く目標に対してこの照準は有効。10発の装弾数は敵にリロードの隙を与えない利点が高い。まともなスナはPSGでもFRでもドラグノフでもそれぞれの特徴を生かしてTPOを選びつつ結果を出せる。 -- 超遠距離の場合PSG,FRはしっかり狙いつけて撃たないとダメだけど、Dragunovは「僅かに」補正かかって当たりやすい気がする。あくまで気がする、気のせいかも。 -- 連射力が低いので、ロスしたり胴orヘッド以外に当たってしまったら、ほぼ確実に逃げられるor殺られる -- 10発装弾と反動の無さがウリ、だが連射力はPSGには及ばず鈍重なのでQSには向いていない。 -- 反動が低いのでダブルキル狙いやすい -- 買って後悔する武器 PSG1に比べると相当使いにくい たしかにスナが主役のステージでは結構使えるが、その他ステージでは逆に倍率が大きい上に、連射が遅く、ARの餌食になってしまう -- 弾数が多く、低反動のために「当てるのがうまくないスナイパー」と「攻めるスナイパー」が求める武器。 -- とりあえずPSGより弱い。 -- 攻めるスナイパーはFRだろ。 -- 悪くは無いが照準が酷い、FRくらいにしてほしかった。 -- 値段が高いし、その値段をだしてまで欲しい能力はない為、金が無駄になるので買わないほうがよい。PSGで十分いける。 -- なれたら強い武器になる。連射速度は気にしてないしなにしろ低反動がいい -- その重さと高いとはいえない連射性能ゆえに攻めて行くのには不向きで、ベイエリアの桟橋などからの定点狙撃に特化してる。はっきり言ってしまえば、キャンパーもしくはプレミア志向の方たち向けの趣味武器、みたいな(・_・;) -- 照準は合ってるのに、連射速度の低さゆえに左クリックしても弾が出ないことが……。個人的にはPSG-1より照準が見やすい。なお、このゲームでは重力に沿った弾丸の下降が無いのでスコープの目盛りは無意味。目盛りの使い方を知ってるガンヲタの皆さんは注意しましょう。 -- 遠距離は問題なく・・・近距離は実力、うまいやつは一発で当ててくるしね! -- 連射が多少低い点を除けば、かなりいいな、箱裏の敵が狙いやすい -- スナのなかで一番やりやすかった -- QSは連射が遅いのでやりにくいが慣れれば大丈夫。 -- マイルド 正直これは「狙撃銃」と割り切って使った方がいいかも -- いまだに頭だけ出されると撃つの遅くなってしまう。PSG、FRは結構いけるのに・・ -- この銃が一番! -- 重すぎる。精密な射撃ができない。 -- マガジン10発とこの当てやすさは伊達じゃない。ぴょんぴょんしてるやつもイチコロ。 -- 連射力がないのが惜しい -- スナに慣れたヒと向け。10発なのでリロードの隙が少ない -- >リロードの隙が少ない -- 至近距離はスコープを覗くよりそのまま撃った方がよい -- 狙撃力NO.1 FRやPSGのような単純な性格な銃ではない。 -- 狙撃に適している動いている敵や箱スナに有効 -- PSGより次弾発射がほんの少し遅いものの,当てやすい。なれたらの話だが。 -- まじで,買って良かったょ(´・ω・`) -- スコープを覗いたままでも反動で見失う事が少ない、がしかし連射性能が・・・・・ -- まぁ、AWPがでて、なんか時代遅れって感じになっちゃってる -- PSG-1の高連射低弾数を取るか、DRAGUNOVの低反動高弾数を取るか -- 確かに動いてる相手に当てやすい -- AWPより使いやすい -- PSG‐1やFR‐F2に比べて、武器の持ち替え速度は速い。 -- 箱裏わ少し弱いですね -- PSG1も良いけど、こちらも個人的には扱いやすい -- 欠点は重過ぎること。 -- 慣性ジャンプがあるやん -- ARとガチの時に慣性ジャンプなんてしてたらただのカモ -- それは腕がないから -- (個人的にですが)この銃の利点はあまりありません。。。強いて言えば、弾数が多いのとPSGより少し正確なだけ・・・ -- 腕があってもカモわカモ -- スナイパーにそこまでの強弱はない。しっくりくるスナイパーを使えばそれで十分やっていける。 根拠のない武器否定は、誰にも相手にしてもらえません。 -- 実際、これの達人の域にいる人は残弾数を数えるのは困難で脅威。 -- SVDは武器変更速度upを付けてからが見せ所。変更速度upを付けたPSGより構えてから撃つまでが早い為、慣性ジャンプをしつつ、CSのAWPの様な運用が可能。QSが正確な人が使うとそれはもう… -- つかってるが重量が重くPSGが懐かしい・・・ -- 安定感があって使いやすい武器 -- この子とAWPはベイの箱裏と倉庫のイライラする時間短縮に便利 -- 下に向けて狙うとΛの上に着弾することが多い箱裏に隠れてちょっと頭出す砂にはちょっと弱い -- PSGを重くして威力あげたかんじ -- 自分が使ってる視点でみるとごつごつしててすごくかっこいい -- 連射速度遅いです。PSGと同じセミオートだからといって、PSGと同じ感覚で連射しようとしても弾が出ません。また重すぎるので慣性ジャンプでじゃないとまともに動いてる気がしません。せっかちな自分には使いづらいです>< -- マイルドで良い。 -- ちょーいい -- 使いやすい -- AWP慣れた後これを使うとなぜか使いやすくなっている -- PSG-1と正確に弾が当たる -- 音がかっくぃぃ -- 非常にマイルド。使いやすい -- 遠いとこならのぞきっぱなしでもいける。とくに二発目以降は中心からちょっとしか動かない。 -- 連射おそいので特に近距離で連続QSは気持ちPSGより間をとらないと弾がでない -- 重さは感じるが取り出してから射撃可能になるまでの時間が短いため慣性ジャンプでカバーできる。拠点防御向け -- 実はこの銃ある方法(チート×)を使えばPSG並に連射が早くなる --
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1年※登録無し 2年詩月 陽太 / 男 17稟(りん) 飛鳥/茶髪ノーマル 笹原 静香 / 女 16エリー ウェルクストラ/ノーマル 浅木 雄司 / 男 17蔡架(さいか) ランサメント/ノーマル 3年※登録無し 1年※登録無し 2年 詩月 陽太 / 男 17 脩のクラスメートの一人であり、脩のクラスでの神姫マスター代表格その1。 長身痩躯のひょろっとした体格だが、見かけによらず喧嘩強い。 脩とは高校からの付き合いだがすぐに仲良くなっている。 さらにはそこそこ名の通ったマスターであるらしく、神姫初心者だった頃の脩をサポートしていた。 だが、夏休み終盤には脩に負けるようになってしまい、更に上を目指そうと日々稟とともに対戦し続けている。 たまに思いっきりベタな名付け方をする。 稟(りん) 飛鳥/茶髪ノーマル 陽太の神姫であり、「エアロ・フロントライン(空中戦線)」と呼ばれ始めている(理由は対戦中にポツリと陽太が呟いたのを聞かれたから)。 が、本人はこの呼ばれ方があまり好きではない(本人曰く、流石にもう少しひねりを…)。 だが、仮にも通り名がある神姫であるとおり、バトルの腕前は上々でありバトルロンドにまだ慣れていないユイナ達に先輩としてアドバイスしたりしている。 実は先輩と呼ばれるのに憧れていた。 夏休み終盤において、脩&ユイナorシェラの組み合わせに負けるようになる。本人はユイナ達の成長を嬉しがる半面悔しさと少しの寂しさを感じていた。 今では、日々陽太と共に対戦して更に上を目指している。 笹原 静香 / 女 16 脩のクラスメートの一人であり、脩のクラスでの神姫マスター代表格その2。 陽他と同じ中学の出身であり、脩とは同じく高校で出会った。 勉強に運動神経にスタイルに全て「普通」という器用貧乏(?)さを持っている。あえて個性を挙げるなら、バイトの情報網。 バトルロンドの腕前も高くなく低くなくであるが、時折凄まじいまでに冴える時があるらしく一部では化けるのではと思われているが本人はそんなこと知らなかったりする。 また一時期、どこに行ってもバイトしてる姿が目撃されたらしい。そして夏休みぐらいから陽太との距離が近くなってるとの事。 エリー ウェルクストラ/ノーマル 静香の神姫であり、朝に弱い静香を叩き起こすのが日課となっている。 面倒な事が嫌いだが、意外にも面倒見が良かったりする他、文句を言っていても本心は静香の事を信頼しきっている。 バトルロンドではあらゆる装備をそつなく使いこなせるが、本人はただの無個性と言っている。どこかリムと通ずる物があると感じているらしい。 浅木 雄司 / 男 17 江怜那の兄で、脩の友人でもあり中学時代からの付き合い。だがクラスは隣。 脩よりも一年早く武装神姫を始めており、夏休みで特訓したのか意気揚々と噂になっていた色違いこと脩に挑むが返り討ちにあった。 家族揃って神姫好きなのだが、それぞれ好みは違うらしい。 最近、妹がバトルロンドで急成長を見せており嬉しいやら追い越されそうで慌ててるやらやっぱり嬉しいやらといった感じ。 蔡架(さいか) ランサメント/ノーマル 雄司の神姫で生命線。沙羅が居ないと雄仁の部屋が大変なことになるらしい。 性格はランサメントに多い、お姉さんっぽい物。 雄司共々バトルでは正面からぶつかり合うスタイルを好むが、時には搦め手も使う。 ちなみに、浅木家では一番ホラーが苦手。強がるけどやっぱり怖い。 3年※登録無し
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不良娘と放課後のディスカッション 世の中はオセロのような物だ。 片やが立てば片やは減り続ける、そうして四隅を取られて敗北を待つ。 コマを回収するときを静かに待ち続けるしかないんだ。 負けてたまるか、諦めてたまるか そう思い続けた日々は無意味と帰して… 「そうして哀れ私はこうして肉体労働に準じるしかないのね…よよよ」 「おい神奈、余計な口を動かしとランでこっちの資料もいらないから縛って置いてくれ あとそれからそこの教材と此処の参考書ももういらないから棄てるように。それから…」 「は~いはいはい、私の手は何本に見えます?二本ですよ!」 少女は無意味なモノローグを途中で切られた事にムッとして、半ば剥げた教員に文句を返す。 少女は特徴的なウェーブのかかった長髪をしており 流行りの小ぶりなバイオメタルフレームの眼鏡をかけていて それが逆にスタイリッシュなファッションとなっている…所謂美少女である。 しかしその手には軍手、そして首にはタオルをかけておりやや埃にまみれたその姿はアシンメトリーな違和感を感じさせた。 「今これゴミに出すんでもうちょっと待ってくださいよっと…急かす男性は幾つになってもモテませんよん♪」 余計な御世話だ!!という怒号を背に聞き終える前に扉を脚で閉める。 そして重い荷物を両手に木造の渡り廊下を歩く。 珍しい?確かにこんなご時世だ、そう感じるのも無理は無いだろう。 戸叶第三高校…通称戸叶三校。 都内におけるごく有り触れた3流高校であり、未だ木造の校舎が残っていると言う奇特な学校である。 なんでも21世紀初頭にごく一部で古き良き建築方式を残そうという運動があったらしく 当時の新技術であった圧縮技術によってできた強化木材によって最新のバイオセラミックに勝らずとも劣らない強度と頑丈さを兼ね備えているのだとか。 しかし所詮木材は木材、腐食菌達の30年間にわたる努力の甲斐あって、強固な木材もやがては腐食する運命を辿る事の証明に細菌どもは成功したのである。 それがどうしたと言われるだろうが此処からが問題で、雨が降ったりすると雨漏りが結構酷いのだ。 そして彼女、神奈 流の回収したテスト用紙に丁度狙い澄ましたかのように雨漏りが降り注いで来た事によって素敵なまでに答えが消えてしまったのだ。 通常は、ここで再試験の申し揉みを出せば先生はもれなくOKサインを出すだろう。 しかし彼女の場合は勝手が違った、授業の抜け出しに授業中の居眠りなど常習犯 果ては成績の良さとそれに寄り学校の平均偏差値をあげているのも彼女なのだからか堂々とそれらを行うのだから教員としては腹立たしい問題児の中の問題児 それが神奈 流の教員たちによる評価である。 つまり再試験していい代わりに、雑用だけでもやってもらうぞと言う事だ。 ちなみに再試験は既に終了しており教師も真っ青になる程の好成績を叩きだしている。 「しっかし何でまたゴミ捨てかしらねぇ~、こんなの男子にでもやらせりゃいいのに… まったく、私みたいにガッツのある野郎はいないのか嘆かわしい」 実際昨今のスポーツ事情から言っても、社会の中での男性の立場の崩落は未だ大きい物である。 何故ならば男子の運動離れと、筋肉や中身を磨くより外観を磨こうという努力にばかり目が行く者や 20世紀末から繁殖を始めたゲームやパソコンオタクと言った分化系の大量発生―といっても著者や神奈自身はそれを否定する事は無いが― パッと見ではそうそう問題ではないが、男子の体育離れ…即ちなよなよしい男子を大量生産するようなご時世と言う事だ。 しかし…そんなこのご時世でも奇特な人間と言うのは居るもので 「よう、手伝おうか?」 通りかかった部室の前に腰かけた男が神奈に話しかける。 ツンツン頭で如何にも前世紀では漫画の主人公のような頭をしている男はただ神奈を見かけただけなのだろう、それがどんな状態に有るかも知る由もない 彼がそんなお人よしである上に外見に見合わずそれなりに筋肉のついている男だと言う事も神奈は知っていた。 なぜなら彼は神奈が所属する部の部長だからである。 「頼むわ、ちょっと数学のあのハゲの準備室で教材とか色々あるからねん♡」 「え”…わ、わかった。男に二言はねぇ!!」 一瞬固まった、それ程に数学教師の階戸教員はなかなかに面倒くさい人間と言う事が知れ渡っているからだ。 しかし男はガッツポーズをとってその場から数学準備室へと足を運ぼうとする。 それこそがなんでも気合と根性とごり押しで物事を解決する男、元サッカー部主将にして武装神姫部部長の蘆田 阿頼耶である。 明らかに生まれる時代を間違えているこの男。 ふと神奈は蘆田を呼びとめた、もちろん頼んだ事を中止する気は無い。聴きたい事があったからだ。 「蘆田部長ー、部長の神姫はどったの~?」 「んん?今丁度部室内の掃除中だ、丁度部屋から追い出されちまった所だよ」 神姫…それは2041年現在、あまりにも当たり前に人々の日常に溶け込んだ汎用人型フィギュアサイズロボットである。 身長15センチ程度のボディにCSCシステムに寄る人工的な感情と魂をほぼ完全に再現した最新の人工知能を搭載 またボディに汎用的なパーツを搭載する事でほぼ無限とも言える多機能性を見せる―これを武装とも言い、後述の名の由来にもなっている― まさに、人類が生み出した理想的なパートナーと言えるだろう。 そして一部の人々はその神姫に思い思いの文字通り武装―武器や鎧、あるいは技術をありったけ積み込んだ超小型軽量化バトルモービルもしくは同左パワードスーツ等々前述の通り種類は無限である― を装備させ、あるものは自らが司令塔となって、或いは神姫と一つになって、小さなサイズの戦いを繰り広げる遊びが流行していた。 それを神姫バトル、そして主人と共にその戦いに身を投じる神姫達を人々は武装神姫と呼んだ。 「しかし…当たり前に浸透してるって言う割にはバカ高いのよねぇ」 「仕方ないさ、俺だってバイトの退職金と兄貴の残した神姫ポイントがなけりゃ二体も買えなかったしな」 流石元運動部員と言うか、もう神奈に追いついてきた蘆田と学校外の歩道を、荷物運びをしながら受け答えする。 ため息をついてゴミ捨て場へとたどり着く。古い学校だから景観を壊したくないという理由でゴミ回収場所も後者から結構遠い道の端なのだ。 「あぁもう、今日は私だってバイトの予定もキャンセルしたのよ!!なんだってこんな金にもならないボランティアをする為に…くっそう、21世紀初頭の活動団体を呪いたいいぃ!!」 「一体何を言ってんだお前は…」 ため息をつきながら蘆田は神奈に振り向く。 「そういえば、神奈はそろそろ神姫買う予定なのか?」 「いや全然?」 蘆田は意外な事にすっぱりと切り捨てられる問いに顔をしかめる。 それもその筈、神奈は神姫に対する知識が非常に深い。 本人は詳しい武装紳士・淑女で無くとも神姫ヲタならだれでも知っている事というが 実際戸叶三高神姫部の神姫達の武装は殆ど神奈がチューンナップしているのだ。 深いなんてものじゃない、明らかに何か経験を積んだのだろう。 しかし、その辺の事は蘆田は深く聞き出すつもりは無い、お互い過去は無意味なことと知っているからだ。 「まぁ部長だってサッカー部全員が女にうつつを抜かしててる中、極度の初心なもんだから凄く居づらくなったんで、せめて女性恐怖症を治すために神姫始めたんでしょ♪」 「ぐ!!それは今関係ないだろうが!!」 まぁ彼の過去の場合、もう殆ど払しょくできているから伏線にする必要もないのだが… やがてようやくゴミ捨て場へとたどり着いた二人はどさどさとゴミを置く。 「しかし何でだ、普段からお前うちの神姫達ともよく関わってるし神姫が嫌いな訳でもないんだろう?それこそうちの部費で買ったっていいんだ、金の事なんてそんなに気にする事でもないだろう?」 「…整理がつかないのよね、気持ちの問題と言うかね…なかなかどうして、私に共感できる子が欲しくてね」 そりゃ無理だ、と蘆田は正直にため息をついた。 神奈程の変人は中々居ない、神奈と関わった者ならだれでもそう思うし神奈本人もそう思うだろう。 しかし…ふと神奈は其処に捨ててあった赤い光を偶然視界に入れた。 「…………あぁ、前言撤回するわ」 「・・・は?」 神奈の突然の意趣返しに蘆田は戸惑いの声を上げる。 すると神奈は粗大ごみの中から伸びる『手』を握って、ずるりと引き上げた。 千切れたコードが絡まり、埃で汚れ、力無く手脚をぶら提げた身長15センチ程度の少女が神奈の掌に乗せられた。 「部長、ちょっと部室のクレイドルとパソコン借りるわよ」 「お、おい?」 「私はこの子の思い出を育ててみたいのよ♪」 トップ 続き
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スナイパーの戦い方 SRを初めて使う際に他の武器よりも極端な性能のためいろいろと戸惑うことが多いと思います。 他の武器と同じように扱うと角から出てきた敵にやられたり、SRの得意な遠距離でも負けてしまうことがあると思います。 なので参考になりそうな動き方や武器の構成を載せてみようと思います。 せっかくのwikiです。気になったところや不足なところは必要に応じ追加、修正をしていっていただけるとありがたいです。 スナイパーをやるにあたって * SR以外の武器で芋や爆発物を使わず大体の戦闘でK Dであること * マップの構成の把握 * セガンダリ武器での近接戦闘能力 上から一つずつ説明します。 SR以外の武器でK Dというのはエイムを鍛えたりクリアリング能力の向上のためです。 エイムを敵に合わせるという点では変わらないため、他の武器で合わせられればSRでも当てられるようになっていくと思います。 また基本的なクリアリングができれば隠れていそうな敵や裏取りの警戒もやりやすいため、ここからSRの仕事でもある裏取り自体の阻止や敵の後方リスポンの警戒ができるように頑張りましょう。 マップの構成把握はSRにとって重要な位置どりが出来るようになるためです。 例えば皆さんは遮蔽物に隠れているスナイパーに頭だけ出して撃つそして隠れるという動作で一方的にやられたことはないでしょうか。 これはSRの特徴である撃つタイミングだけ顔を出せばいいという特性のためです。 このためSRはできるだけ体を晒さずに、相手の爆発物から身を守れてこちらからは狙撃できる位置取りはとても重要です。そういう場所は積極的に覚えておきましょう、味方や敵の位置取りを参考にするのもいいです。 セガンダリ武器の近接戦闘能力というのは、思わぬところで敵と遭遇したりした時にはSRだけでは対処できないため別の武器に切り替えて戦うために必要です。 セガンダリ武器としてはSRは収納速度・取り出し速度ともに遅いため収納速度が一定になるHGがオススメです。 ただしセミオートで扱いが難しいため、狭い場所ではあらかじめ切り替えて戦うMPなどもいいでしょう。 スナイパーで一番大事なこと 死亡数を無くし、キルを獲得することです。 敵軍を乱し戦線を瓦解させひたすらに航空支援を呼び友軍の侵攻をスムーズに行わせてあげる。 最も大事な事です・・・が、一番難しいことでもあります。 しかし基本に忠実に努力を積み重ねれば誰にでも可能です。 当然 「死なないために篭るよ」 「殺すために定点するよ」 ってのとは全くもって違います。 効果的な攻撃を加え続けることでのみこの目標は達成可能です。 キル数トップ3で無傷チャレンジを完了できるレベル辺りが理想です。 スナイパーをやる際に気をつけなければならないのは戦況から孤立することです。 スコープばかり覗いていると自分では裏取りを抑えているつもりでもマップでは前線がかなり離れ、敵も通らないような場所でただ覗いてるだけということもあるので注意しましょう。 スナイパーの立ち回り方 * 味方の構築する戦線に追従する * 戦線をよく観察する * 穴があればふさぐ * 余裕があれば出来るだけ前へ出て押し込む スナイパーは、立ち回りが難しいものです。 まず視界の確保。高台がいい例です。 高台はより広く見渡せるため、スナイピングポイントとして絶好の場所です。 しかし敵がいなければ意味はありません。 高台に釣られて 芋砂 糞砂 なんて言われてしまうようだとスナイパーとして失格です。 まずはマップを見て、敵の位置、味方の位置を確認すること。 味方(のほとんど)はステージを駆け巡ります。 できるだけ味方の後方に位置取りし敵スナイパーや味方を撃とうとしてる敵を倒し目標まで行けるよう援護しましょう。 また味方の位置を確認することで、味方が今おらず手薄な経路 ・ 味方が死亡した場所 という情報を獲得できます。 そこから手薄な通路にまわり、裏取りしようとしてる敵の排除や裏取りして敵の後方や側面から狙撃することができます。 背後からの狙撃で挟撃されることにより、味方が一気に攻めやすくなります・・・・が、狙われるのは確実です。 ある程度キルしたら逃げる準備をするのが得策。接近戦が不利なうえ、複数人相手取ることは無謀極まりないです。 また、挟撃に参加することにより、味方に対して「挟撃できるよ」というサインを送ることにもなります。援護にも期待できます。 スナイパーの戦い方としてお勧めするのはハイリスクハイリターンです。 あちらからこちらが良く見えるという事はこちらからもあちらが良く見えるということです。 スコープで索敵するより、まずそのままの視界で動体物を探します。 普段動きながら索敵していると敵の存在に気づかない場合がありますが、自身が動かず(視界を動かさず)にいると、動くものが遠くからでも目立つのです。 動くものを見つけたら、その予想進路に向かってスコープを覗き、狙撃体勢に入ります。 スコープを覗いたままだとレーダーの確認ができないうえ、スコープに突然敵が映っても撃ち逃すことのほうが多いので、まずはスコープを覗かずに索敵。勿論レーダーも見て戦線の状況も確認しなくてはなりません。 視野を広く持ち、視界に入ろうものならすぐさま射殺。そうなれれば広い場所にぽつんと居る方が逆に落ち着くなんて事もあります。 スナイパーライフルについて 初心者の方はL118AかMSRをお勧めします。 一発打つごとに手動でコッキングするボルトアクションライフルと呼ばれるこの二つは、SRの基本的な戦い方を学びやすいです。 威力が高く、セミオートライフルよりも足が速い、反動も中くらいのためSRではかなり使いやすほうだと思われます。 違いとしては銃声、反動がMSRは上方向のみということとリロード時間やコッキングがMSRの方が早いこと、またMSRは構える際に一瞬だけ画面が真っ暗に覆われることです。 セミオートライフルはどれを使うかによって大きく変わります。 Barret.50calとAS50は共に高威力ですが装弾数・連射速度はBarret.50calの方がよく、AS50はリロードが少し速くまた低倍率スコープからくる連射精度のよさがあります。 RSASSとDragunovは低威力のSRですがともに反動が少なく、RSASSは連射しても問題にならないほどの低反動と装弾数が魅力です、ただし所持弾数が一マガジン分しかなく弾切れを起こしやすい欠点があります。Dragunovは特別なスコープになっており見やすいのと上方向のみの反動が相まってHSが出しやすい銃になってます、そのためRSASSのように連射するよりも胴体二発かHSを正確に狙ったほうが強みを発揮しやすいです。 スナイパーライフルを使うときのパーク スライハンドとクイックドロー、マークスマンが基本になると思います。 スラハンプロはリロードが速くなると共に、武器切り替えの速度上昇効果もあります。 クイドロはスコープの覗くまでの時間を短縮できます。プロでは投擲速度が上がるので接近戦で重宝します。 マークスマンで遠くの敵も名前が表示され狙いやすくなります。プロで息止めの時間が長くなるので狙撃戦などで有利になりやすいです。 遠距離からの狙撃を主体に戦う場合や、中距離でも敵を見逃さないためこの三種が安定します。 次からは動き方に合わせたパーク構成です。パーク名は略しています 主に凸砂として戦う場合 前線に出て戦う場合バレットでない限りマガジン容量の少なさから連戦が厳しいのでスラハンもしくは機動重視にEXコンの相性がいいでしょう。 突然出てきた敵の対処のためクイドロをつけたり、前線に出ることでフラッシュ・コンカツに当たりやすいので覗き込みの遅さに不満がない人はブラシもありでしょう。 ステディはノンスコ・QSが当たりやすくなり、プロもSRには効果が高めなので安定しやすいです。 めまぐるしく視界を動かすことが多いので、マークスマンで敵を見逃しにくくするのもいいでしょう。 主に味方のサポートをする砂の場合 リーコンプロを付けることで一撃を狙えなくても当てて味方に位置を知らせることができるため相性がいいです、ブラインドアイ+スティンガーで航空機を落とす役に回るのもチームに貢献できます。UAVはブラインドアイプロならSRでも落とすことはできます。 支援パークの代表格と言えるハードラはリーコンと相性が良く撃ち逃してもアシストを取りやすいため効率よくキルストを出せます。 アサシンで先手を取るのもいいです、が一発撃てば敵にはだいたいバレるのである程度撃ったら動く必要があります。 オバキで接近戦用の武器を持ち旗取りに参加するのもいいでしょう、ただし旗を取ってる間は味方へのサポートがほとんど行えないことが多いです。 マークスマンでの遠距離からの援護やシットリプロで足音を聞いて索敵とリーサル・タクティカル装備の破壊が相性がいいと思います。 また大事な点として一地点に芋るのではなく味方の後ろに定点するよう心がけましょう。サポートが孤立しては意味がありません。 主に隠密の砂として戦う場合 敵の背後を取るためにEXコン、孤立して戦うことが多く弾の補充兼敵の武器の剥ぎ取りのためスカベン、銃声などに寄ってくる敵の対処にスラハンのようにどのように隠密するかによってそれぞれ選ぶといいと思います。 隠密行動するのにUAVに見つかっては本末転倒なためアサシンがいいでしょう。ただしわざとマップに写り敵を自分の方に寄せる手もあるため上級者の方は他のパークでもいいかもしれません。 確実に当てるためのマークスマンや後方にある地雷の警戒にストーカープロかシットリがいいでしょう。ただしストーカープロは起爆はするため位置がばれます。 スナイパーライフルを使うときのProficiency まずSRの武器技能にはキック・インパクト・アタッチメント・フォーカス・スタビリティ・スピードがあります。 それぞれの能力はパーク・武器技能ページを参照してください。 正確に狙うならキック・スタビリティ、接近戦用にはフォーカス、隠れている敵の対処はインパクトを選ぶとトタンなどに隠れていても一撃で倒しやすいです。スピードは立ち回りが重要なSRにはかなり重宝します、効果は足の速いSRの方が高いです。銃の性能に満足してる場合はアタッチメントで+αの部分を強化するのもいいでしょう。 その他 アタッチメントとしては拡張マガジンが安定します。ただしこの一点にとらわれず武器ごとに合ったアタッチメントを探すのがいいでしょう。 またスナイパー技の一部にQS(クイックショット)やDS(ドラックショット)という技があります。 これができるようになれば(できない場合が多いが)、近・中距離のサブマシンガン・アサルトにも打ち勝てる確率が上がります。 ただしこれはほぼ経験の代物と言っても過言ではないので知識の一端として置いておくくらいで十分です。 練習としてはFFAが一番最適だと思います。 また、SRの発展技術として用語集にいくつか載っているのでご参照ください。 スナイパーはハードルこそ高いですがしっかり使いこなせれば大変心強い武器となります。 上手く使いこなせるのであれば、状況とマップによっては一人で敵チーム全体を抑え込むことも可能な浪漫溢れる武器です。 さあ、あなたもLet s try SR! 最後に このページはCOD4wikiにある「スナイパーの戦い方」をMW3用に一部改変したものです。前作のwikiでこのページを編集してくださった方達に感謝の言葉を述べると共に、無断で転送した事をお詫びします。
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白い天使に舞い降りた奇跡 年の瀬も迫るころ・・・街はクリスマスムード一色。 夕暮れ迫る頃にはイルミネーションの灯がともされ、より一層あでやかな表情となる。 そんな本通りの片隅、赤煉瓦作りを模した小洒落た外観を持つロボット専門店のショーケースに・・・凛々しいスタイルで飾られているアーンヴァルがいた。 両の手にサーベルを構え、白く輝く翼を背負い、今にも飛び出そうといわんばかりの格好・・・ではあったが。 どことなく、うつろな表情で。どこかしら、哀しい目つきで。 ショーケースの内側から、街の灯りを・・・行き交う人々を眺め続けていた。 彼女は、この店の武装神姫のディスプレイとして・・・発売されたその日から、いわば仮起動の形で置かれていた。 AIは起動しているものの、自らの意志で動くことは出来ず、焦点もディスプレイを覗いた人と目が合う位置で固定されて。 移りゆく季節をぼやけた視界で眺め続け、時折足を止めて自分を見てくれる人の顔を覚えるだけが楽しみの毎日。 今日も、いつもと同じ曖昧な景色を眺める・・・はずだった。 低い日差しの日が沈もうという頃、アーンヴァルの収まるショーケースを見ていたカップルが声を上げた。 -ホワイトクリスマスだ- 何のことか、わからないアーンヴァル。 だが視界には、ちらちらと白い物が映る。 一体なんなのだろう。確認したい・・・でも・・・。 そんな願いが通じたものか。 突如、センサーが・・・アイセンサーが動き、焦点を動かすことが出来るようになった。 ちらちらと舞うものは、雪。 道行く人が数年ぶりに積もりそうだと言いながら過ぎてゆく。 まだ浅いAIをフル作動させて雪というものを解析しようとしたアーンヴァルだったが。 目の前に広がる、初めて鮮明になった世界に、全てを奪われた。 様々な色と光が舞い踊り、幻想的な世界に・・・空からの小さな天使たちが舞い降りる。 街行く人々は皆幸せそうな笑みを浮かべながら白い便りを受け取っている。 店の前では買ってほしいと駄々をこねて泣く子供もいれば、胸にマオチャオ・ハウリンを収めてショーウインドウを眺めるサラリーマンの姿も。 だが、皆・・・その場を立ち去り、光あふれる世界へと消えていく。 サラリーマンの胸に収まったマオチャオが、手を振りながら遠ざかってゆくのを見たとき。 アーンヴァルの中に、今までには決して湧き上がらなかった感情が芽生えた。 仮起動させられたその時から、アーンヴァルは思っていた。自分には決して「マスター」は現れない。 妹たちの道しるべとなるべく、武装神姫たる姿を示し続けることが私の仕事。 ・・・そう思っていた。 深々と雪が降るにぎやかな世界を、ガラス越しに眺めながら・・・沸々と湧き上がる、もっと世界を知りたいという欲望と、取り残されているのではないかという不安。 そして。本当は自分も、自分にも・・・マスターが現れる事を待っていたのではないかと・・・。 いたたまれなくなり、アイセンサーのフォーカスをずらしてガラスに映る自分の姿に・・・今までと同じ位置に合わせ、見慣れた自分の姿を見つめていると。 じわり。 視界に、今までとは異なるゆがみが生じた。 ・・・涙。 仮起動のはずなのに、涙の機能も作動するなんて。 外を行き交う人の影よりもずっと小さく、いつもよりも自分の姿がもっと小さく見える・・・。 ふと、聴覚センサーに鐘の音が響いた。 時計塔の鐘・・・。 街の灯りがひとつ、またひとつと消え始めた。 人の気配は多いけれど、街はそろそろお休みの時間。 今日は悲しい気持ちのまま、寝ることになるのだろうか・・・。その前に、もう一度だけ、怖いけれども世界を見ておこう・・・フォーカスを再び動かし、ガラスの外にピントを合わせたそのときだった。 目の前に、ポケットにマオチャオとハウリンを入れた、あのサラリーマンが・・・白い息を吐きながら、肩には雪を載せて立っていた。 胸のハウリンがサラリーマンの襟を引っ張りながら、アーンヴァルの方を指して何か言っている。マオチャオはといえば、ニコニコしながら何かを伝えようとしているのか、ぶんぶんと手を振っている。 サラリーマンはすでに一部消灯されたショーウインドウに顔を近づけ、吐息で曇るガラスを時折きゅっきゅと袖で拭きながら、アーンヴァルをやさしげな瞳で見つめて・・・。 小さく頷くと、ショーウインドウの前を立ち去った。 お願い・・・行かないで・・・! 私を・・・私をいっしょに連れて行って! 声にならない、心の叫びを上げるアーンヴァル。 すると。 ショーウインドウの明かりが、再度点された。 何事なのか、驚くアーンヴァルの背後で、今度は扉が開けられる音に続き、視界が、景色がぐるりと廻り、久々に店内へと持ち込まれた。半分灯りの落とされた、薄暗い店内でまだ明るさの残るカウンターに載せられたアーンヴァル。 そうか、またポーズの変更なんだろう・・・と、アーンヴァルの立てた予測は大胆にもはずされた。 電源の通ったクレイドルに、起動前のスタンダードスタイルで載せられ、カタカタと背後でなにやら操作がなされてアイセンサーが、瞳が強制的に閉ざされた。 かちり。 アーンヴァルの脳裏に、いつもと違う感触が走る。 ・・・手足に、力が入る。 動く!! 間違いない、これは・・・。 ・・・高ぶる気持ちを抑えながら、おそるおそる目をあけた。 「やぁ、はじめまして。ウチが、君のマスターになるヒサトオっちゅーもんです。 で、こちらがハウリンのシンメイ、アタマにのっかっているのが見ての通りマオチャオのエル・・・ガーーーー!! こら、髪の毛ひっぱるなーーー!!!」 まるで外の世界の楽しみを丸ごと背負ってきたような雰囲気を漂わせた、あのサラリーマンが・・・自分が一目惚れしたひとが・・・!!! 店長となにやら楽しそうに会話するヒサトオと名乗った男。 話の内容から、アーンヴァルはすぐに理解した。このひとも、今の瞬間を待っていたのだ、と・・・! 「君の名前なんだけど・・・夕方に君を見たときにビビッと思いついたこの名前でもいいかなぁ。シンプルだけれど、奥が深いと思うんだ。 どうだい、『イオ』ちゃん。」 先とは違う涙がわきあがる。 「帰ってから起動させてあげてもよかったんだけれど、この街でホワイトクリスマスなんてそうそうあるもんじゃないからね。無理を言ってお願いして、ここで起動させたんだ。 ・・・じゃ、みんなで一緒に帰ろうか。奇跡の夜を存分に楽しみながらねっ!」 そっと手を差し伸べるマスターとなるひとの顔も、一緒にいる神姫たちの顔も滲んでしまった。 でも、自分の手で拭けばいい。 フォーカスだって、我慢することも無い。 眺めるだけだった世界へ、自らの脚で飛び込んでいける・・・! 差し伸べられた手にゆっくりと乗り、マスターの顔を見上げて。 初めて発する言葉に、今の思いをありったけ詰め込んで-。 「よろしくお願いいたします、マスター!」 白い天使が舞い踊る街で。 地に降りた小さな天使にも、 届けられた大きなプレゼント。 そう。今宵はクリスマス。 皆が、幸せあふれる夜となりますように・・・。 <トップ へ戻る<
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そのろく「類は共を呼び友になるのか?」 きりきりきりきり ひゅっ ずとん 「的中」 現在部活動の真っ最中。 人間何事も平常心が大切だよね、って取って付けた事を言うつもりも無いけど、雑念邪念を振り払いたい僕にとって、この部活を選んで良かったと言わざるを得ない。 昨晩のアレは、なんて言うかダメすぎる。 おかげで今朝は、なんとなくティキを正視出来なかった。 そういう意味でも弓道っていいよね。精神修行だし、集中しないと動作に現れる。 つまりへまをやらかしたくなければ余計な事は考えないようにしないといけない。 ひとしきり矢を番えた僕は、更に精神を落ち着かせる為道場の隅で正座し、反目閉じる。 ウチの学校の弓道部は大会等で好成績を残す事を目的としていない。なら何が目的なのかと言えば、「修練」なのだそうだ。 だから勝つ為の技法より、心構えや求道性を求められる。そんな指導で強い選手など早々育ちはしない。 つまり、そんな空気感のある部活と言う事。 だから僕が隅で心を落ち着かせる為に正座をしようが、誰にもとがめられる事は無い。 顧問に言わせればむしろ奨励。 実際にどんな邪念妄想を打ち消そうとしているかなんて、誰にもわかるはず無いのだから、僕はこの時間を有効活用し、必死に平常心を取り戻そうとしていた。 すうっ、と僕の隣に誰かが座る気配を感じる。 一人が座して、他の部員がそれに倣う事も多々あることなので、僕は気にしないで雑念と闘っていた。 の だ が、 「武装神姫」 耳元ではっきりとそう聞こえた。 雑念を読み取られるわけ無いんだけど、僕はそれでもギョッとして今となりに座した人を確認する。 同じ一年の式部敦詞(しきぶ・あつし)がそこにいた。 式部は目を閉じたまま、小声で続けた。 「明日の放課後、神姫を連れて三丁目の公園に来い」 「……わかった」 僕は、やはり小声で答えるしかない。僕は学校ではそういう興味がまったく無い人間として過ごしているので、事を大きく出来ない。たとえそれが脅迫だとしても、だ。 結局僕は、新たな雑念を抱えて家路に就くことになった。 次の日 部活が無い日をわざわざ選ぶのは、やはり同じ部に所属するからで、部活がある日だと時間的に都合が悪い。そういう意味じゃ常識的な相手。 つまり、あまりにも非常識な要求はしてこないだろう、と僕は予測する。 正確に時間を決めていたわけじゃないので特に急ぐ事も無く、僕は公園に到着した。 「遅い!」 来るなりヤツはそう言う。 「別に時間決めてたワケじゃないだろう?」 僕は答える。チョット言葉が強張るのは緊張してるから。 「それがお前の神姫か?」 「そ……そうだ」 式部は僕の頭の上にいるティキを見る。今日のティキは母さんが作った服を着ていた。 そんなティキを確認し、式部はチョットだけ目付きをきつくした。 頭の上でティキがビクッと震えるのを感じる。 「なんで武装して無いんだよ」 「……はぁ?」 「それじゃあバトル出来ねーじゃんかー!」 式部はそう言うと、大げさに天を仰ぐ。 「……話が読めないんだけど?」 そう言った後で、僕は式部のすぐ近くで宙に浮いている、小さな人影を確認した。 白い素体に真っ赤なアーマー。 「おい、それって……」 僕は思わず指差す。 果たしてそこにいたのはMMS TYPE SANTA CLAUS ツガル。 その姿に頭上のティキも気付いたんだろう。僕の頭の上でジタバタと暴れだす。 「マスタ! マスタ! 見た事無い娘がいるですよぉ☆ すごいですよぉ♪」 「まだ発売して無いウエポンセットの!!」 「はい。はじめまして。きらりです。よろしくお願いします」 未だ天を仰いで悶絶している自らのオーナーを尻目に、きらりと名乗った神姫が丁寧にお辞儀した。 公園にいたままじゃ埒が明かないという結論に至って、僕らは連れ立って近所のアミューズメント・センターに場所を移した。 ここは所謂昔で言うところのゲーセン。それにファーストフード店とそして武装神姫のアクセスセンターとを兼ね備えている施設だ。 「つまりBAのコニ○・パレスみたいなところなのですよぉ♪」 「……誰に対して言ってるかわからない上に、僕には言ってる意味もわからん」 遠慮がちにティキにつっこむ。 場所柄だろうか、周りには神姫を連れた人たちで賑わっている。ここではセカンドリーグまで扱っているらしいので、そういう意味じゃリーグ参加者が多いのも当然か。 僕らの様な地方(と言っても首都圏)に住んでいる人間にとって、こういう施設は需要が高い。 僕らは適当に空いている席を陣取ると、軽食を取りながら改めて話を始めた。 あー……でも、たいした話でも無いので内容だけ。 要するに、式部は僕とティキが初めてバトルしたあの試合を偶然にも目撃していたらしい。それでオーナーの顔を覗いて見たら、何と見知った顔じゃないか。神姫ユーザーである事を(僕とほぼ同じ理由で)隠していた式部は、何としても発見した同士を逃がすわけには行かない。 「と思って、つい声をかけちまったんだよ」 式部はそう言ってジュースのストローに口をつける。 「それにしたって、もっとやり方ってあるだろう? っと、ティキ、ウロチョロしない」 答えながらもティキをあやす。ティキとしては珍しいんだろうな。もっと色々と外に連れ出さないと。反省。 そういう意味じゃ、きらりは落ち着いたもので、大人しく座って式部と一緒にポテトをかじっている。 「あんな言い方じゃ、どう好意的にとっても友好的には受け取れないよ」 僕は大好きなマウ○テン・デューに手をつける。 「あー…… それについては反省してる。よっぽど切羽詰ってたんだな、俺」 「一人で納得するなよ」 「ははは。まぁ良いだろ? で、それじゃ、改めて。今度部活が無い日に、俺のきらりとお前のティキでバトルしようぜ」 そう言って右手を僕に差し出す。これは握手しようってことかな? 「わかった。明々後日だね。……最初からそう言ってくれれば良かったんだよ」 僕は式部と握手を交わす。こういうのって慣れて無いからチョット照れる。 「へへへ、こういうの、チョット照れるな」 まるで僕の心の中に浮かんだ言葉をそのまま言った様な、そんな事を口にした式部に驚く。 だけど、僕が驚いた事には気付かなかった様で、式部はごく普通に話を続けた。 その後、僕と式部は今まで誰にも言えなかった神姫の話を十分に語り合い、ティキときらりはお互い知らない事を情報交換し、親睦を深めていった。 「それじゃぁ、またな」 「うん、また明日」 「今度はバトルフィールドで会おうね」 「ハイですぅ♪ 楽しみなのですよぉ♪」 僕らが別れの挨拶を交わす頃にはもう時間は十分に遅くなっていて、とても高校生が遊んでいる時間とは言えない。 空には満天の星が輝いていた。 「明日も晴れそうだね」 「ハイですぅ♪」 足取りも軽く、僕は家路についた。 ……母さんに怒られる事は必至なんだけど、ね。 終える / もどる / つづく!
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は ま や ら わ 英 数 用語集 (は~わ・英・数) は [部分編集] バッカル マリーセレスのリアである、「アーク・E・トゥージス[A]+ハフ・グーファ」を装備することで使用可能なアクティブスキル。 大量の弾を敵に向けてバラまく。公式曰く、「当たればでかく、逆転できるロマンスキル」。 だがロマンスキルというだけあって、誘導がかなり弱い。具体的には横に歩いただけで簡単に弾が神姫の横をすり抜けるレベル。 一方硬直狩りに使うなら、非常に高い打点を「レーザー」などより安定して、タイミングさえ合えば確実に当てることが出来る。そのため、「体力回復」や「ゴールデンエンジェル」等モーション付きのスキル対策、あるいはスキル時に敵味方の神姫が動かないAIタッグバトルでの火力源として使われている。 この場合、アセンはバッカル無しでも戦える程度までチューニングする形が人気。体力回復を使えばバッカルを当てられ、使わなければそのまま倒されるという二択を押し付けられるからである。 なおバッカル時の硬直に対してもバッカルを当てることが出来るため、バッカルを持つプレイヤーが同時に二人以上居るならどちらがバッカルを後出しするかというバッカルメンコチキンレースが始まる。 バニーガール武装 卯年の2023 1/1に実装された武装。網タイツとスーツの質感が艶かしさを醸し出している。 バニートレーはクリティカルとブーストゲージの回復が秀でた投擲武器、マスクステータスは優秀だが、遅い弾速と短めの射程、適正神姫の数に難があるカテゴリである為、人は選ぶか。 防具はヘッドのバニー耳、ボディ・レッグ・アームの一式のスーツ、リアのしっぽの三ヶ所で構成されている。 性能的は若干ダッシュスピードが早く、かつCHAが高めなのでスキルを用いた運用では非常に心強い。但し、若干ジェム攻撃力は下がってしまうので一式で運用する際は注意が必要。とはいえ総合的に見てもとてもバランスがよいので武器と比べるとかなり実用性が高い。 レイドボスバトル(第八回)では、レイドボスのバニーミラージュから赤いバニー耳とスーツ、金色のバニートレー(と、ついでに通常版と同じ仕様の尻尾)を手に入れる事が出来る。 バリステ、バリブレ アーティルの攻撃リア装備、バリスティックブレイズ[RW]の事。人によって略称のブレはあるが同義。 コンボ前提になるが発射数2発×2の高速でそこそこ威力の高いホーミングミサイルを放てるので、レイドボスバトルにおいてはWAVE1~2の雑魚散らしに甚だ有効。アセンさえしっかりしていればボスにも有効打を与えられる。 そうした事から(発射軌道の癖の強さと度重なる(レイドでの)ナーフにもかかわらず)、今でも愛用しているマスターは多い。 勿論ジェムバトルでも厄介で、中距離で足を止めようものならミサイルの雨が降ってくるので中々曲者。誘導の限界で近距離は安置なので、遠距離+このRW持ちと対峙した場合さっさと距離を詰めよう。 バレンタイン武装(2021) 2021年バレンタイン期間限定武装。 「バレンタインツインドリル」「バレンタインスーツ」「バレンタインパフスリーブ」「バレンタインシューズ」「チョコペン銃(両手ライトガン)」。 スキルゲージが溜まりやすくなったりジェム回収の展開速度が上がる等、マスクステータス面は優秀なものの稼動初期のイベント武装だけに目に見える数値面では控えめなスペックで、後から出てきたホワイトデー武装の陰に隠れてしまったが、2022年期間限定復刻時以降は対バグ補正が追加されている模様。 …だったのだが、どういう訳かレイドボスバトル(第六回)においては、他のイベント武装にプラス補正が付いたのとは対照的に下方されてしまった(これはバレンタインクラシックも同様。他に下方されたのは15th装備のアーンヴァル側くらい)。 バレンタイン武装(2022) 正式名称「バレンタインクラシック武装」。 2022年バレンタイン期間限定武装で「バレンタインキャンディツイン」「バレンタインクラシックスーツ」「バレンタインクラシックパフスリーブ」「バレンタインクラシックスカート+バレンタインクラシックシューズ」「バレンタインクラシックシューズ」からなる。 チョコレート色の、ウェイトレス服かメイド服を思わせるロングスカートが中心となるコーディネート。ダッシュスピードが若干速くなり、スキルチャージ・ジェム回収展開速度が上がる。対バグ補正を持つと明言されている……が、第六回では削除された。 頭と足の装備で発動できるスキル「私のチョコだけ受け取って!」は、自分以外のダッシュ・ジャンプ速度を大きく下げることができる。 周りのステータスを下げてこちらが追いやすい/逃げやすい状況を作るという点では「攻撃スピードダウン」に近い性能を持つが、発動モーションがある代わりに素の機動力で劣る相手への追いつきやすさはこちらの方に分がある。 武器はないが、前年度及び復刻のチョコペン銃が適切か。 なお、スカート+シューズ武装とシューズ武装は排他関係にある。RW装備を重視したい場合は後者で。 余談だがバレンタインシリーズのシューズで唯一クラシックのみガーターにナイフ(護身用?)が仕込んである。スカート付きだと分かりづらいがシューズ単品だと一目瞭然。セクハラが過ぎると投擲される…かも? バレンタイン武装(2023) 2023年バレンタイン期間限定武装。 「ビターパンクハートヘア」「ビターパンクハートヘア・オリジナル」「ビターパンクスーツ」「ビターパンクアーム」「ビターパンクブーツ」「ビターパンクスカート」。 どちらかといえばガーリー寄りの可愛さが追求されてきたバレンタイン武装シリーズだったが、今回はデザイン面でパンクな方向へとシフトしている。 性能は他神姫撃破時のオートジェム回収機能がある事をはじめジェムバトル寄りだが、スカートの半分がレザーバンド仕立てとなっているため“見える”のが最大のポイント。 ジェムバトルに持ち込むなら高火力射撃と相性が良いかもしれない。 なお実装当初武器は含まれていなかったが、ホワイトデー武装(2023)の実装時にこの武装と適合する色のネジバットが改めて実装されている。 ハロウィン武装(2021) ハロウィンイベント(2021年10月11日10 00~同11月1日10 00)限定配布武装。 マジカル★パンプキンヘッド3種類(Pink、Blue、Green)からなり、いずれも有用なアクティブスキルを持っている。こちらも参照。 某閃光のハサウェイの余韻冷めやらぬ時期に実装されたため、そちらにちなんで偽マフティー呼ばわりされることも。 ハロウィン武装(2022) 2022年のハロウィン(10月31日10 00 ~2022年11月21日9:59)限定配布武装。「まじょっこ」衣装はLP及びDEX高め、状態異常補正に微量のブースト回復と、全体的に耐久に振った性能。 武器は3発誘導弾を放ち、ダメージ系アクティブスキル付きの片手ライトガン「キャンドルロッド」。こちらもホワイトデー(2022)武装と同様、「ハロウィン武装に武器が存在しない問題」を解決している。 更に死神の鎌や前年のマジカル★パンプキンヘッド各色を持っていれば、それらしいコーデで楽しめる事だろう。 偶然なのかもしれないがこの時期に注目を浴びたアニメは昨年の偽マフティーと同じあのロボットアニメシリーズかつ名前は「水星の魔女」である。 ハロウィン武装(2023) 2023年のハロウィン(10月16日10 00~11月6日10 00)限定配布武装。前年の「まじょっこ」衣装のカラーバリエーションでDEFとCHAに振ったピンク、DEXに振ったブルー、ATKと近接耐性に振ったグリーンの三色。 武器はそれぞれの色の「パンプキンハンマー(両手打撃武器)」。 時を同じくして前年及び前々年のハロウィン武装も復刻されているので、全部集めるのはとても大変。 環境では「まじょっこ」ブルーの低レアが、ジェム自動会収能力の高さから大暴れしている。 武装貴族 ぶそうきぞく。e-passカードを作る時に設定する事が出来るが、どういった人々なのだろうか? 謎は尽きない……。 武装淑女 ぶそうしゅくじょ。武装神姫の女性マスターの通称。 これも、e-passカードを作る時に設定する事が出来る。 武装紳士 ぶそうしんし。武装神姫の男性マスターの通称で、一番良く知られる。 勿論これも、e-passカードを作る時設定する事が出来る。 ただ、ここで勘違いしてはならない点は、武装紳士といっても必ずしもその全てが「紳士」であるとは限らないという事。 本来はあってはならない事のはずだが、武装神姫界隈にも「紳士」の風上にも置けないような振る舞いをする者は数多い。派閥作りからの神姫関連商品の買い占めや転売行為、揚げ足の取り合いや蹴落としあい、誹謗中傷などがこれにあたる。 そして対戦ゲームである以上、残念ながら本作のマスター層もこうした悪しき風潮と、決して無縁とは言えないのだ… だからこそ「紳士」とは自ら名乗るのではなく、その品格を持って人から呼ばれて初めて得られる称号なのだという事を心に刻みたい。 その意味で、アニメ版の理人さんは立派な武装紳士といえよう。 ヘイト管理 現在のジェム数・スキル・次の神姫から、自分がどれほど狙われやすいかを把握し、ジェム回収量や相手との距離を調整すること。 基本的に、終盤順位が高いプレイヤーやガンガン攻撃するプレイヤー、戦場に近いプレイヤー、強力なスキルを持っているプレイヤーが、よく狙われる傾向にある。 最終的にアクティブスキルで逆転したい場合は、こちらのスキルで逆転可能な範囲のジェム数差で2位以下に付くようにすると、ヘイトを抑えて上手く逆転する準備ができる。 自分の編成では倒しにくい神姫がいる場合、そちらに高い順位を取ってもらって他のプレイヤーに倒してもらう……という風に応用することも出来る。 また敢えて棒立ち無抵抗になるなどでヘイトを高め、順番調整を試みる場合もある。 ホワイトデー武装(2021) 2021年ホワイトデー期間限定武装(2022年にも期間限定で復刻)。別名「バレンタイン武装リペイントVer」。 その名の通りバレンタイン武装のカラーバリエーションでブルーとグリーンの2種類が存在するが、数値上の性能的にはオリジナルを総じて上回る。 但し、マスクステータスでは青はスキルゲージの溜まりアップが削除、緑は若干とはいえジェム回収展開速度が下がるペナルティが付与されてる為一長一短か。 対バグ補正についてはバレンタイン装備同様付与されている。 ホワイトデー武装(2022) 2022年ホワイトデー期間限定武装。基本的にはバレンタインクラシック武装のリペイント版(青・緑)だが、髪飾り「ホワイトデードーナツツイン」にはピンクカラーが追加されて3種類になっている(キャンディツインまたはツインドリルと、どれを選ぶかはお好みで)。 頭と足の装備で使えるアクティブスキル「お返しは私だけ!」は、「私のチョコだけ受け取って!」のデバフ効果をターゲットしている神姫にのみ掛かるようにしたもの。 特定の一人を全員で倒さないといけない局面なら、ターゲット以外の神姫の機動力はそのままなのでより強い効果を発揮できるだろう。 一方自分が逃げ切る局面だと一人にしか効果を及ぼせない+発動モーションがあるのでイマイチ。攻めきるためのスキルと割り切ろう。 また、「キャンディハンマー(両手打撃武器)」が武器として追加された。こちらにも青・緑の他ピンクが追加されており、バレンタインクラシック武装の「武器が存在しない」という問題を補完している。こちらのアクティブスキルは全方位攻撃。 ホワイトデー武装(2023) 2023年ホワイトデー期間限定武装。 基本的にはバレンタイン武装(2023)のリペイント版(青・緑)で、ジェムバトル寄りの性能も“見える”事もそのまま。名前は原典の「ビター」を「スイート」に変更している。 ただし、こちらは撃破時ではなく攻撃命中時に自動回収(青・緑共通)である為、より汎用性が高い。この効果は複数箇所装備すればより高くなるが、この武装シリーズ自体ジェム攻撃力に少しマイナス補正があるので、装備しすぎると却ってジェムが取れなくなるという罠がある。 よって、一式装備せずに1~2箇所くらいで抑えるといいかもしれない。 更に、釘ならぬ「ネジバット」が武器として追加。こちらはジェム自動回収能力はないものの、レアリティごとに色が異なる変則的バリエーションモデルとなっており、バレンタイン武装(2023)のカラーも含まれている。 ま [部分編集] 捲り ジェムバトルの勝ち方のうち、逆転されないようなタイミングに(特に攻撃・強化スキルで)ジェム数を変動させ、そのままゲーム終了を迎えるものの総称。 この勝ち方をしたいのなら、最後の神姫出撃時間〜スキルを使うギリギリの時間まで、自分チームは2位以下かつスキル1発で1位を追い越せるようなジェム数になるようジェム回収量を調整しよう。 まこしら ミズキの片手斬撃武器「忍刃刀"風花"(金)」とレッグ「忍脚絆"白鳳"」を装備することで発動できるアクティブスキル、「秘剣・真白拍子」のこと。 攻撃内容は目の前を一段攻撃で斬りつけるシンプルなもの。威力もかなり低いのだが、最大の特徴は恐ろしく早い発生。 スキル発動の表示が出るか出ないかのタイミングで判定が出るため、基本見てからだと対処が間に合わない。この特性から、特に初見殺しとして強く働く。 判定自体も横方向には神姫2〜3体分ほどあるので、格闘戦中の他プレイヤーをまとめて巻き込むことも出来る。 欠点は突進距離の短さと威力の低さ、また武器自体のスキル回収率の低さ。神姫1〜2人分しか踏み込まないので、近寄らないと打ちにくい。また威力が低いので、相手を撃破して撃破時の放出ジェムを回収しないと一発辺り4〜500ジェムしか稼げないこともザラ。装備と出撃順を工夫しないと低レアリティならろくに打てないこともある。 対策としては、まこしらを持っているプレイヤーがいるときはあまり密集しない(ジェムを一人占めしやすい状況を作らない)、打つことを読んで事前にガードしておく、体力に余裕のある状況で詰めてまこしらを吐かせる、まこしらで誰かが撃破される状況を作らないなどがある。 ちなみに「武装神姫BATTLE RONDO」では、長めの貯めの後踏み込み3回斬りつけるというアクションだった。 ちなみに上の記述は2回下方修正がなされたあとの話。元々は攻撃力も高く、武器のスキル回収率も高かった。 2022/08/03に3度目の下方修正をされた。巻き込みの範囲が狭くなり、攻撃力と武器自体のジェム攻撃力が低下。一人に当てただけだと150ジェム程度しか回収できなくなり、また慣性移動で飛び込んでスキルを当てることが難しくなった。 水着シリーズ グリアロ・シリーズから派生した、どこからどう見ても水着。 2020年夏実装の「悪魔の黒ビキニ」「天使の白ビキニ」に始まり、2021年夏には「キューティドットフリルビキニ」「キューティフリルビキニ」「スポーティストライプビキニ」「スポーティビキニ」「セクシークロスワンピース」「プリティフリルワンピース」、更にアニメ版から主役級神姫4人が着た水着がそれぞれ実装された。アームとレッグは同時期に実装されたネイキッドが良く似合う。レッグはグリムアロエの靴も良いだろう。 特筆すべきは、アニメ版"ヒナの水着"の派生版である「○○の水着」。なんとニックネーム(デフォルトなら神姫名)が胸に印字される紳士仕様。更にbodyサイズも反映される(オリジナルはヒナのbodyサイズ準拠) なお、日焼け肌になれるビキニ3種はミラージュ武装にあたる。 ミラージュ武装 レイドボスバトルにおいて、ミラージュ・シリーズを撃破するとドロップする武装の事。いずれも強力だが癖が強い。 公式曰く「ミラージュではないので本来の力は発揮出来ない(要約)」と公言されている。 + ジャンルとしてかなり巨大化したため、ここに折り畳む。 レイドボスバトル(第三回)にて2022/3/9より武器のみ実装されたのが最初。[W(ホワイト)]と[B(ブラック)]の二色で各色のミラージュを撃破すると対応した色の武装をドロップする。始めから出しとけよというツッコミは野暮か… リューベック・シュタインは一見太い槍に見えそうだがこん棒(両手打撃武器)である。こちらはアクティブスキルが[B]で両手打撃で唯一攻撃スピードアップが使える位で、大して特別感もなくごくごく普通で全方位攻撃が使えるキャンディハンマーの方が個性が立っている…と思われていたのだが、 お散歩モード実装による研究において白の場合NとR、黒の場合SRとURが見た目に反して叩きつけにインチキめいた広い横方向への攻撃判定が存在している事が判明。 ジェムバトルやレイドのWAVE1〜2では思わぬ巻き込みを狙えるポテンシャル自体はある様だ。 注目すべきはFB256 1.2mm滑腔砲二挺。元々は腰持ちヘビーガンである物を二挺持ちするという見た目のインパクトも凄いがなんとこの武装、[W]は元武装に同じく爆風が付き、[B]はボレアスよろしくレーザーが放てる。威力は流石に双ライトガン相応に抑えられているがどちらも元々は隙の大きい武装なので、それを双ライトガンのモーションで撃てるのは唯一無二であり、射程もボーンスナイパーライフル程度あるので、活かせれば強い。 但し、装弾数が4しかないのとリロードが他双ライトガンより若干遅いので注意。 第四回ではホワイトミラージュに代わって登場したナイトミラージュから「バルムンク(夜)」「ケイローン(夜)」のどちらかがドロップ(特に後者は本来プロキシマの装備であるため、彼女の参戦フラグとも推察されるが…)。 更に2022/06/08のアプデで「ナイトマント」が追加された。 ちなみにブラックミラージュは引き続き登場するため、第三回での“入手激渋問題”は解消されている。 第五回では新たに登場したサマーミラージュから、多彩な武装がドロップするようになっている。必見はピンク・青・緑と3種ある水着で、装備すると日焼け肌になるおまけ付き。 しかし、そもそもこのサマーミラージュ自体が前回のナイトミラージュ同様レア枠な上、全体的にコンテナの出現率が渋くなったため、装備集めがより苦行となってしまった(通常枠になったナイトミラージュのドロップが楽になったのは、せめてもの幸いか)。 第六回では実装当初はホワイト&ブラックミラージュ、アプデ後はサマーミラージュの装備を入手できるようになったが、他のレイドボスとの兼ね合い上出現率がどうしても低くなるため、特にサマーミラージュのドロップ品集めについては相変わらず苦行のままである。 第七回では新たにオータムミラージュが登場。これまた体操服装備をはじめ多彩な装備をドロップするので全部網羅するのは大変。 更にサマーミラージュがレア枠で続投となったはいいものの、こちらも相変わらずの苦行っぷりだったりする。 第八回に登場したバニーミラージュは、2023年正月のバニー武装のカラバリをドロップする(バニーガール武装を参照)。このミラージュ自体かなり煩わしい相手であり、苦行ぶりも健在。 第九回に登場したフレッシュミラージュは、春めいたワンピースとパラソルを中心にした武装を落とす。こちらも最初からなかなかの苦行ぶりだったが、2023/06/12のアプデで更にPink Ver.が追加されて苦行ぶりに拍車が掛かっている。 なお、ミラージュではないが第十回(復刻)に登場した大型バグ・オメガは、フレッシュ装備のYellow(前半)及びBlue Ver.(後半)を落とすが、もう一方のボスである闇神姫ばかりが出るような事もあったりするので、集めるのはやっぱり大変。 愛で専 公式による特定のプレーヤー層への呼称。字面から(神姫を)愛でる専門のマスター達と推測される。 武装変更によるコスチュームの着せ替えを楽しんだり、神姫ハウスでセクハラコミュニケーションを楽しんだり。フォト機能でお気に入りのショットを撮ったり…と、何もバトルで勝つばかりが全てではない。 神姫を扱うゲームの性質上、こういう楽しみ方もあるのである。 や [部分編集] 浴衣アーマー 2022年夏季限定武装。全身装備の「ゆかたアーマー」4種(爽・涼・葵・雅)と対応するヘッド装備「髪飾り」、片手斬撃武器「バトコンうちわ」3色からなる。 モーションにより浴衣の柄が著しく伸びる事もあるが、気にしてはいけない。 ちなみに「ゆかたアーマー」各種は、嘗てワンダーフェスティバル2010[冬]の折、実神姫用として公式販売されたもの(うちわと下駄も付属するが、塗装などの作業が必須となる。今ならバトコンうちわを作れるかも!?)。 横吸い 他のプレイヤー同士が争っている所に向けてジェム回収を行い、被弾・被撃破で放出されたジェムを他のプレイヤーに回収される前に回収する技術・戦術。 この戦術の強いところは、他プレイヤーに攻撃のリスクを一方的に背負わせて、自分はジェムを回収し勝ちに近づくことが出来る点。 CPU相手にこの戦術を取ってみると分かりやすい。他CPUの被撃破表示がどんどん出るにもかかわらず、自分の神姫はノーダメージで首位になることが出来る。 近接武器でも横吸いは出来るが、ある程度近づく必要があるため被弾リスクの軽減幅が小さい。一方、回収範囲が円形のため、近距離で横吸いした際のジェム回収量は射撃と比べてかなり大きい。 射撃武器は距離をおいてジェムを回収することが出来るため、こちらが攻められても時間を稼ぎやすい。しかし回収範囲が扇形のため、横吸いで回収できる量に関しては近接に劣りがち。 横吸い自体はどんな武器・編成でも行えるが、横吸いに特化した編成にすることも出来る。そうした場合の難点は、直接戦闘力に欠けるため徹底してロックオンされるか、それでなくても他プレイヤーに戦闘を控えられるとジェム回収能力が大きく落ちるところ。 N×3の編成は横吸いに重点を置いている可能性が高いので、相手取る時はある程度意識しておこう。 ら [部分編集] 零神 本来は「れいじん」と読む。しかし実装当時からプレイヤー間では「ぜろしん」と読ばれ、運営も「れいしん」と言ったりと、中々本来の名前で呼んでもらえない。 スカイガールズとのコラボイベント(2021.2/1~2021.3/31)中に配布された武器。 その実態はかなり特殊で、装備するとヘッドパーツから武器まで全て専用の武装に置き換わるというもの。これを装備中に他の武装を装備することはできないと、実装から現在までここまで大掛かりな武装はステクロ武装程度。 かなり特殊な武装が、近接タイプと遠距離タイプの二種類同時実装されたが、めでたくそのどちらも実装初日から環境トップを飾ったが、その後のひと騒動を経て現在はすっかり影が薄くなっている。 + その経緯はこちら まず零神本体の性能だが、まず圧倒的ダッシュスピードが挙げられる。空中を飛べば他の飛行リアの二倍近いスピードを叩き出す。現在はこれと同等かそれ以上のスピードは念入りに準備すれば出せるが、稼動して二ヶ月ちょっとのゲームバランスでこのスピードを武器一つ装備するだけで出せるんだから当然零神以外置いてけぼりになった。 機動力以外のステータスも優秀で、今でこそインフレによって相対的に平均クラスに落ちてしまったが、実装当時は(以下略) 肝心の武器も優秀で、まず近接タイプのMVソードだが、カテゴリ中当時最高クラスの性能を見たまんまの当たり判定で、超機動力で振り回しに来るのだから当然逃げ切れないし他の近接武器全てをお蔵行きにした。 ただ武器以外の性能は遠距離版と全く同じなので、ゲームシステム上遠距離版に全く対抗できなかったが、零神以外の遠距離武器には問題なかった。 そして遠距離タイプのアンチマテリアルライフルだがこれもご丁寧にカテゴリ中当時最高クラスの弾を、当時最長射程で、両手ライトガンの感覚で撃ってくるのだからそりゃ(略) しかも低いレアリティ程コスパが良い調整をされている&NNN編成がまだ強かった次代なので、倒してもたいして美味しくないとそりゃ(ry マスクステータスにマイナスがほぼなく、そのマイナスも被弾した際に出るジェムの量がかなり多いというもの。当たらなければどうということは無いができる零神にはあってないような調整で、当時は「零神に対抗できるのは零神のみ」とも大真面目に言われるほど。 さらに他の部位を内包してるシステム&武器カテゴリーなので、これ一つ強化すれば全部位強化されるというお財布にも優しい仕様(この仕様自体は現在も変わらずある)。 そんな実態なのでみんなこぞってプレイするが、これがまたイベント特有の超低ドロップ率かつ理論上レア度Nのアンチマテリアルライフル一択なので、当然入手できなかった大多数の人が零神に狩られる状況がしばらく続くことになり、持ってない→入手しに行く→零神に狩られる→低順位で報酬が少なく零神が手に入りにくいと負の連鎖。 「持って居なければ試合にすらならない」と大荒れ。 そんな中運営が「最強武装なので是非手に入れよう!」とtwitterで宣伝するもんだから軽い炎上騒動に。 それもあってか、まさかのイベント期間中に下方修正という自体に。火力面が大幅に下方されたので、せっかく手に入ってもただ速くて強化が楽なだけの武装と化してしまう。 さらにゲームのインフレや全体調整によるマスクステータスなどもあってより一層出番が無くなってしまい、過去の栄光も何処吹く風となってしまった。 ロケテストバージョン神姫カード 本稼動前に全国各地で開催されたロケテストにて「お迎え」する事が出来た神姫カード。 エーデルワイスを除く初期実装組の各レアリティが存在。枠のデザインはJAEPO限定プロモーションカードと同じで、イラストは現バージョンと微妙に異なる者がいる。 当然ながらこれも試作仕様のため、本稼動バージョンの筐体で使用する事は出来ない。 ちなみにお迎え1枚の時は無料だった。ぶっちゃけこの仕様で良かったんでね?という声も… わ [部分編集] 英 [部分編集] AUTO COMに操作を任せるモードのこと。公式では「俺と神姫で戦うボタン」の略とされているどこが略なんだか。 バトル中いつでも画面左下から切り替え可能。 COMは基本的にNPCと同じ判断基準で動くが、ターゲットの指定、及びジェム回収はこちらから指示が可能。 神姫の種別ごとに大まかなAIの傾向が設定されており、ある程度の調整も可能である(詳細は戦術・テクニックの「AUTOボタンを活用してみる」の項にて)。 BAN 英単語としては「禁止」を意味する単語 ゲーム的には垢BAN、つまりゲームアカウントの停止として使われる事が多い。 同KONAMIのボンバーガールにおいてはゲーム内にも通報機能があり定期的に迷惑行為を行うユーザーへの警告、もしくは利用停止処分が行われた事を告知している。 本作においてはそういった処置を行った事が告知された事はない…が現在サブモニターには表示されていないものの規約文が存在していた事はあり迷惑行為は禁止されている為いずれこういった処置が行われる事があるかもしれない。 EXUR 限定プロモーションカード=EXUR。 性能としてはURと同等。ただし武装は当初から設定・固定されており、変更出来ない。 JAEPO限定プロモーションカード 2020年2月、JAEPOで配布された限定プロモーションカード。 すべてURでアーンヴァルMk.2、ストラーフMk.2、隠し要素でシュメッターリングの合計2+1種類が存在。 当然ながら試作仕様のため、本稼動バージョンの筐体で使用する事は出来ない。 LP 神姫の「体力」のこと(Life Pointの略?)。 数 1V 個体値1個付きカードのこと。 2V 個体値2個付きカードのこと。 5V 個体値5個付きカードのこと。ちなみに3Vとか4Vというのはない。 6V 個体値5個付きカードに稀に現れる、武装Costが+10されたカードのこと。 5Vと6Vは、表だけ見るならまったく同じに見える。識別するには、カードの裏面を確認する必要がある。 15th武器 武装神姫15周年記念として頒布されたアーンヴァル及びストラーフ用装備の専用カラーバリエーション。 2021年9月7日10 00~同12月24日09 59限定配布武装。 期間がそこそこ長かった事や、同時期に開催されていたレイドボスバトル(第二回)においては対バグ特効を持っていたためもあって、使用するマスターはそこそこ多かった。 レイドボスバトル(第六回)では何故かストラーフ側は特効付与され、アーンヴァル側は逆に下方されている。 その後目立った話は出ていなかったが、レイドボスバトル(第十回)では久々に闇神姫と雑魚バグ各種が(エラーと言う体ではあるが)復刻され、ほぼ時を同じくして復刻されたこちらの武装が再び脚光を浴びている。 [部分編集] は行以前はこちら>用語集 (あ~な)
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うかつだった。 そんなことをぼんやりと考える。 「どうしたのマスター?」 耳元でわめいているちび人形を無視して、もう一度思う。 うかつだった。 「どうしてマスターはボクのことを無視したがるのかなあ?」 「……うるさい、気分が悪いんだよ」 脂汗のにじむ額をぬぐって、肩にのったちび人形に毒づく。 「ひどい汗だね」 「……こんなに人がいるところにきたのは久しぶりだから、気持ちが悪くなったんだよ」 人いきれに酔った僕は壁にもたれかかりながら荒い息を吐く。 「そっか、マスターって引きこもりだもんね」 「……………」 言い返す気力も出ないまま、大勢の人間が出入りするそのビルを見上げる。 でかでかと掲げられたポスターには白いアーマーを着込んで、ジェット戦闘機のウイングのような羽を背負った少女と、つい先日、僕が部屋でいじっていたアシストアームを背負った、僕の肩に乗ったちび人形そっくりの少女が戦っているところが描かれている。 そしてそのすぐ下には看板をかねたアルファベットが立体的に浮き上がっている。 SHINKI CENTER それがこのビルの看板だった。 「あの……神姫バトルがしたいんですけど……」 受付カウンターで恐る恐る声をかけると 「はいはい、初めてですか?」 「あ、はい……」 カウンター越しに受付の女の人が愛想笑いを浮かべて言う。 「BMAだったらそのまま参加手続きができるんだけど、VBLに新しく登録する?」 「VBL……?」 BMA……武装神姫バトル管理協会については、神姫のことを調べている時に知識を得ていたけれど、VBLという言葉については聴いて記憶がなかった。 「最近できたリーグでね、バーチャルバトル専用のリーグなの」 「バーチャル……?」 「ええ、神姫バトルがいくら安全って言っても絶対ってことはないし もしかしたら神姫が壊れちゃうかもしれない。それでなくても試合の度の消耗品だって少なくないでしょ? そこで新しくできたリーグね」 僕が子供だからか、少しだけ営業スマイルを引っ込めてその人が説明する。 「……BMAのままでいいです」 少しだけ考えて、そう答えていた。 「いいの? 修理とか大変だし、まず大丈夫だとは思うけど、神姫ロストの可能性も……」 「壊しあいでしょ、神姫バトルなんて。それにバーチャルデータなんて自分の部屋でも出来ることをするために、わざわざここまで来ても仕方ないですし」 馴れ馴れしい口調に少し苛ついて、はき捨てるように言ってしまった。 「でも……」 なおも、聞き分けのない幼児を教え諭そうとする保母さんみたいな言葉がつむがれる。 「……っ!」 それにますます自分の神経がささくれ立って行くの自覚していたところで…… 「そうだね」 耳元で聞きなれた声が響く。 「ボクはここにホントの戦いをしにきたんだから、バーチャルバトルなんて、興味ないよ」 ニヤリ、と不敵な笑みを浮かべてチビ人形……ジェヴァーナが言う。 「いいの?」 心配そうな視線が僕からジェヴァーナに移動する。 「もちろん。ね? マスター」 「あ、ああ……」 「ちなみにマスターも初心者だから、Cランクでヒマの人ね。そんなに戦闘経験がない人の方がいいけど、ランクさえあえばあとはいいから。ステージはできればシティで」 毒気を抜かれてうなずく僕の代わりに、ジェヴァーナが矢継ぎ早に受付の人に言いつける。 「うーん……はい、わかりました。それじゃ手続きしておきますから、ティールームでお待ちください」 「よろしくね、お姉ちゃん♪」 僕のことは置いてけぼりな感じで、ジェヴァーナがフォローするみたいに笑顔を向ける。 「……どうも」 なんとかそれだけ答えて、申請のためにオーナーカードをチェックしてもらい、僕たちはカウンターを後にした。 ……なんだか、無駄に疲れ続けてる気がするな…… やっぱり外出なんて、するもんじゃない。 このちび人形にそそのかされて、実際のバトルでデータを取ろうなんて考えたのが、すべての間違いだ。 ……それにしてもなに考えてんだ、こいつ。 ジェヴァーナが壊れても別にかまわない。 そんな意味に取られて当然の発言に、こいつは追従した 所詮、神姫はオーナーに絶対服従するように作られているだけと言えば、そうなんだろうけど…… それでも、少しだけほっとしてしまった気がする。 なにに? ジェヴァーナが……僕を信じてくれたことに? ……ばかばかしい。 そんなこと、こいつが考えているわけないし、そもそもそう見えるようにプログラムされている神姫がオーナーに不利なことを言うはずがない。 ただそれだけの…… 「マスター、またなんかひねくれたこと考えてる?」 「……なんだよ。それ」 「だって、こーんな目してるんだもん」 ジェヴァーナのやつが、イヤミな笑みを浮かべながら、目の横に指をやって、横にひっぱる。 「そんな顔してないだろ!」 「自分の顔は自分では見れないもんね」 「見なくたってわかるさ」 「見ないとわからないから、リアルバトルをしたいんじゃないの?」 「ホントに口が減らないな、お前……」 ……だけど、こんな会話が以前ほどうっとうしくなくなっているのを感じる。 慣れって怖いな。 「まーたなんか、ひねくれたこと考えてる」 「いい加減にしてくれ……」 ほとほとあきれてそういったところで…… 「あ、マスター、あれ!」 「……?」 ジェヴァーナがティールームに設置されたディスプレイを指差していた。 そこには、僕とジェヴァーナの名前が表示されていた。 それがゆっくりとスクロールしていく。 「決まったな。お前のデビュー戦」 「違うよマスター」 横目で僕を見ながら、ジェヴァーナが否定する。 「……ジェヴァーナの」 バトル前に余計な口論をするのも面倒だったので、素直に訂正しておく。 だけど…… 「それも違う」 「……?」 再びジェヴァーナの否定が返ってきた。 「ボクのデビュー戦じゃない。ボクたちのデビュー戦なんだよ」 「……戦うのはお前だろ」 「それでも、だよ。ボクとマスターが戦うんだ。このバトル……ううん、すべての神姫バトルは神姫とそのオーナーが戦うんだよ」 「BMAかなにかの受け売りか? それともそう言えって出荷段階でプログラムされてるのか?」 「プログラムなんかじゃないってば。武装神姫だったらみんな最初から知ってる心に刻まれてることだよ」 「……それが焼きこみプログラムとどう違うんだよ」 「わからないかな。とっても簡単な事なのに」 くすり、となぜだか少し大人びて見える笑みを浮かべる。 「どういう……」 「変な名前」 聞き返そうとしたところで、とたんにその表情は消えて、いつもの少しからかうような、小生意気なだけの表情が取って代わる。 「……?」 ジェヴァーナの視線を追うとそこには僕たちの名前がスクロールアウトし終わって、その対戦者……つまり、ジェヴァーナの相手の名前が表示されていた。 「えいせん?」 「ドイツ語だろ。鉄……っていうか、クロガネってニュアンスの意味だったはずだ発音は確か……」 小説かなにかで見覚えのあるそのアルファベットの並びの発音を口にする。 「アイゼン」 視線の先、ディスプレイの対戦表には、 『U1 & Eisen』 と表示されていた。 「トップへ」/「戻る」/「次へ」
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TOPへ 次へ 「シルヴィ! ブレードで応戦、ランチャーで弾幕をはりつつ離脱!」 マスターの指示に合わせ、敵の攻撃に対し的確に行動を起す神姫。 シルヴィと呼ばれたツガルタイプは、近接の間合いに迫るヴァッフェバニーのアーミーブレイドをブレードで受け止め、背面バインダーに内臓された電磁加速ランチャーを低弾速連射モードに設定、乱射、一瞬生じた隙を逃さず全身のバーニアを噴射し、敵と距離を取る。 近距離から遠距離戦への移行完了。自身、敵、共にダメージ無し。 「いいぞシルヴィ! ライフル、ランチャー展開。遠距離射撃戦を仕掛ける!」 敵のヴァッフェバニーは一見ノーマルだが、両腕に連射力の高い火器、背部の推進器には瞬発力を高めるパーツを装着、近~中距離での火力と機動力を高めるカスタムが成されている。 弾幕で相手の動きを止め格闘戦で確実にダメージを奪うタイプだ。洗練されたスタイル。ここまで勝ち進んで来ただけの事はある。 中距離~接近戦を重視したタイプには遠距離戦を仕掛けろ、か。バトルステージ『荒野』のような遮蔽物の乏しいエリアではマスターの判断は正しい。 敵が装備する機関銃も遠距離まで離れれば弾速の減衰、集弾率の低下により危険度は減る。が、しかし私のような装甲が人並みの神姫では、それも回避行動を取らなければ看過でない脅威だ。機関銃を両手に迫る敵に対して回避行動を取りつつ敵の有効射程外へ離脱、さらに狙撃をする。 だが、一連の行動から放たれる乱雑な射撃は敵ヴァッフェバニーの瞬発力の前では足止めにもならない。一気に距離を詰められる。中距離戦。ミドルレンジ。私の、ツガルタイプの、最も苦手な距離。 ツガル戦術論 プロローグ 一般的に各神姫には得意とするレンジと言うものが存在する。 天使型MMSアーンヴァルなら飛行能力をフルに活かした遠~中距離射撃戦。 騎士型MMSサイフォスなら重装甲と強力な格闘武器を利用した接近戦。 兎型MMSヴァッフェバニーの武装は一撃の威力に欠けるが、その信頼性の高い格闘武器と豊富な火器による弾幕を駆使し、遠距離から接近戦までこなすオールラウンダー型と言える。 パッケージに詰められたデフォルト装備と言うのは素体との相性を考慮した上で選別されており、思いのほか高いバランスでまとめられているのである。 もちろんアーンヴァルタイプがセイバーを持って突撃するのも戦術だが、射撃重視の機体に調子に乗って太刀やブロードソードを装備しては不味い。 機体重量過多やエネルギー出力不足による戦力低下、という危険性はもちろんのこと、戦術的に「どっちつかず」の神姫になってしまう。そんな神姫は付け入られやすい。 武装とは、マスターと神姫にとってのアイデンティティ。 だからこそマスターと神姫は吟味に吟味を重ねて武装を選択する。 「強い神姫」と言うのはつまり「コンセプトの明確な神姫」なのである。 ツガルタイプのノーマル武装は3種。ライフル、ランチャー、ブレードである。 うち2種は遠距離射撃武器。残り1つは接近格闘武器。 そう、ツガルノーマルタイプには中距離武器が存在しないのだ。 ホーンスナイパーライフルは軽量狙撃銃に分類され、遠距離に於いて取り回しが良く威力が高い強力な武装である。しかし接近する敵に対して弾幕を脹れない点が近~中距離戦に於ける決定力不足につながっている。 ハイパーエレクトロマグネティックランチャーは低速連射モード、高速貫通モードと自在に撃ち分けられ、フレキシブルに可動する盾としても機能する完成度の高い武装である。が、これも中距離射撃戦に於いて取り回しの悪さが指摘されている。 フォービドブレードは背部にマウントされたダブルブレードで、両手に射撃武器を構えていても格闘戦に移行できる自由度の高い武装である。 以上の3種の武装が一対ずつ装備されている。 このように、一つ一つを取り上げて見ればレベルの高い武装群なのだが、全体をまとめて見渡すと決定的な欠点が露呈してくる。中距離における火力不足。対ノーマルツガル戦略は明確であり、ツガルが対戦に参加し初めると即座に打ち立てられていった。 可変機構を取り入れたはいいが戦闘コンセプトが一貫しない、季節ネタとして発売された、バトルでは使えない神姫。ツガルに下された評価をまとめると、こうだ。そもそもツガルは追加武装キットとして発売されたのだ。別途素体を購入しなくては稼動しない。上記の要因はバトルにおけるツガル不人気に拍車をかけた。 事実、ツガルを使用するマスターは驚くほど少ない。 にもかかわらず、マスターは私を何度も神姫センターへ連れ出してくれた。 もちろん最初は何度も負けてしまって悔しい思いをした。 ある日、私が武装の変更を提案するとマスターはこう断った。 「だって悔しいじゃないか」 曰く。 「シルヴィ、ツガルタイプは決して最強の神姫じゃない。 でも、決して扱いにくい神姫でもない。 おれ達はツガル装備を使用してバトルに勝たなければいけない。 シルヴィのツガル装備は、シルヴィが扱う事によって初めて最強になる。 それが、ツガルを見限ったバトルマスター達の見返す唯一の方法なんだ」 私は呆れた仕草をして見せた。 しかし、すぐさま駆け込んだ棚の裏で涙を流した。 悔し涙か? それともマスターの野望に感動でもしたか? 違う。マスターの実直な動機に涙したのだ。 有り体に言えば、私を、我々を。ツガルタイプを愛してくれている事。 「ふん、まったく、バカなんだから」 …でも、貴方がそういう考えなら、付き合ってあげてもいいわよ。 泣き尽くして脹れた顔が元に戻ったのを確認してから、マスターの前でこう宣言した。 マスターが人差し指を突き出す。私はそれに握り拳をぶつけて応える。 私達は必ず勝ち上がってみせる。私達は心の中で誓った。二人の不敵な笑み。 後で聞いた話では、この時の私の瞳はしっかりと潤んでしまってたらしい。 始まった特訓。確立された戦術と戦略。ノーマルパーツを駆使した必殺技の開発。 着実に上がって行くランクポイント。気が付けば地元の神姫センターでも注目される神姫になっていた。 ただし、ツガルを扱う変わり者のマスターとして。 そして出場した地区大会。トーナメントの最頂上。全国大会出場への切符を賭けた一戦。 ツガルタイプを過小評価している連中を叩きのめしてやる。こんなところで負けてたまるか。 シルヴィアは剥き出しの闘志でそう応えた。 逃げ回る私。迫るヴァッフェバニー。中距離戦。それは私の弱点。そしてヴァッフェバニーの必殺の間合い。サイドボードから転送されたヴァッフェバニーの虎の子ミニガンが火を吹いた。 回転式バレルから大量の弾を吐き出すこの射撃武器は中~遠距離で絶大な威力を誇る。両手で扱わなければいけない重量や取り回しの悪さなどは威力と連射力で捻じ伏せる。と言った重火器だ。 決定的な構図。しかし、この状態こそ私が、私とマスターが待ち望んでいた瞬間。 中距離戦が苦手ならば、逆にそれを利用する。これが私達の発想だった。四丁もの精密射撃武器を搭載するツガルタイプはロングレンジでは無視出来ない実力を発揮する。 アウトレンジからの正確な射撃を嫌う対戦相手は中距離で決着を着けようと急激に距離を詰めようとする。 その瞬間を、隙として狙う。 「シルヴィ、今だッ!」 言われるよりも早く反転、全速前進。スラスターをマキシマムまで叩き込む。両腕のライフルを捨て少しでも加速力を稼ぐ。近距離まで一気に飛び込めば重火器の取り回しの悪さに付け込める。マグネティックランチャーにエネルギーを供給し始めると片側を体の前に構え盾として運用。ミニガンの弾幕に備える。もう片側のランチャーを低速連射モードにして連射。敵は真正面。重火器を装備して足が止まっている。よく狙う必要も無い。 突然の強襲に同様しない敵は流石だ。互いの射撃は正確だった。 被弾。命中。また被弾。それでも絞らぬ推進力。瞬間的に跳ね上がる両者のダメージ。しかし駆動系はまだ生きている。それは敵も同じ事だった。 そしてクロスレンジ。 ミニガンの有効射程から外れると判断したヴァッフェバニーは即座にアーミーブレードを装着。すでに格闘戦に備えていた。背部フォービドブレード展開。スラスターの推力を急激に偏向。ヴァッフェバニーの頭上で勢いに乗ったムーンサルト。体を翻すたびに刃を浴びせる私の必殺技。一太刀目。身を低くし回避される。敵の回避機動を考慮した二太刀目。ブレードで受け流される。本命の三太刀目。背部推進器を盾にして回避された。 アプローチ終了。有効打、無し。加速度を殺さずそのまま離脱。クロスレンジから再びショートレンジへ。攻撃終了後の隙は見逃されず、ヴァッフェバニーはアーミーブレードを投擲。被命中。脚部スラスターを使用不能にするダメージ。稼動する残りのスラスターできりもみ状態から回復。 この機会を逃したら戦闘続行は困難。 盾として運用していたマグネティックランチャーを高速貫通モードへ。 天地反転の体勢から射撃。限界まで供給されたエネルギーを開放する。 果たして、近距離から放たれた超高速貫通弾はヴァッフェバニーのボディを貫いた。 姿勢制御が間に合わず、高速のまま頭から地表に接触。横転、前転、バウンドを繰り返し自らおこした砂埃にまみれるシルヴィア。ダブルノックアウトか? ジャッジコンピュータが勝負の判定を行う。 この勝負を見守った者の総てが一瞬と言う間の長時間を経験した。そして、下される、判定。 勝者、シルヴィア 固唾を飲んでジャッジの真偽を見届ける総員。 立ち込めていた砂埃は判定のタイミングを見計らったかのように晴れる。 そこには勝利者シルヴィアが立っていた。 ようやく動き出した観客の時間。勝利者に割れんばかりの声援。 眩しすぎる照明。鳴り止まぬシルヴィアコール。 すべては勝利を掴んだ小さき姫のために。 満身創痍のシルヴィアは髪の乱れを正すと、観客に向かって一礼して見せた。 精密なポリゴンで構成されたバーチャル空間は、戦闘フィールドから表彰台へと表情を変え、神姫の傷だらけのボディもポリゴンの塵へと分解。再構成されると無傷のパーツへと修復された。 ポリゴンの紙吹雪とポリゴンのトロフィー。メインスクリーンに大きく映し出されるシルヴィア。 しかし。 まっすぐ帰宅し、今夜は御馳走にしよう。等と思いながら愛車のエンジンを始動する。 表彰式を終え、会場の駐車場でバイクをアイドリングさせてると突然、浮かない表情のシルヴィアに声をかけられた。 「優勝した、と言う実感が湧かないわ」 屋外駐車場は風が吹きさらし、星を控えめに散りばめた夜空だった。 まだ夕方だと言うのにもう空が暗い。季節は冬であった。エンジンが暖まるまで時間がある。 「私達は激しい特訓を経て、全力をもって大会に臨み、そして優勝した。 けれど。私達は本当に勝ったのかしら?」 それはつまり。 おれ達の目標。ツガルタイプの真の実力を皆に示す事が出来たのか。って事かな。 肩の上にたたずむシルヴィに聞き返す。 「そう。私は必死に戦った。 負けてたまるか、と、がむしゃらに相手の神姫を打ち負かしてきた。 けれど私の戦いは、他のマスターの心を動かしたのか。 それが、気になります」 優勝した感動よりも、その事に対する不安の方が強いというのだ。 表彰台の頂点に立った本人だと言うのに、シルヴィアは真面目であった。 マスターのおれですら優勝の余韻に浮かれてたと言うのに。 少し考えてから、こう切り出した。 「シルヴィはよくやったよ。 多くのプレイヤーが扱いにてこずるツガル装備でよく勝ち抜いた。 今回のバトル結果は様々な形で神姫に関わる人達に伝わるはずだ。 そして、彼らはこう言うんだ。『大会であのツガルタイプが優勝したんだってよ』 ある人はツガルをパートナーに選ぶかもしれない。またある人は今回の戦闘データを元に対ツガル戦略を練りなおすだろう。 ひょっとしたら神姫センターで名指しの対戦を申し込まれるかもな。」 まさか、それはどうかしら。 と否定するシルヴィアはしかし、まんざらでもなさそうな表情。ここにきてやっと浮かない表情が引っ込んだ。 おれも、自分で言っといてまんざらでもなさそうに笑う。 さらに続ける。 「シルヴィが今どんなモヤモヤを抱えてようと、 ツガルタイプが優勝したと言う事実が神姫プレイヤーを変えていく筈だ。 そして、忘れてないか? 幸いな事におれ達の前にはまだ全国大会が待っている。まだまだ活躍のステージがあるって事だ。 納得できない点があるなら次の対戦相手にぶつけてやればいい。地区大会優勝くらいで気を抜いちゃダメだ」 「それは当たり前よ。 私達の目的はツガルを過小評価するマスターの髪を掴み下ろし頬を引っ叩いて眠たい目を覚まさせてやる事。 この程度の戦績で満足するわたくしではないわ」 やっといつものシルヴィアに戻ってきた。わがままで高飛車。しかし実は真面目で努力家。そして感動屋。 普段より上ずった声だった辺り、全国大会の存在を忘れていたのだろう。 指摘されたのが図星だった。でもそんな事を絶対認めようとしないのがおれのパートナー、シルヴィアである。 「さあ、帰りましょう。小さな大会とはいえ疲れたわ。 今晩はうんと美味しいご飯にしましょう。お寿司がいいわ。回転式なんてもってのほかよ? 特上を出前にしましょう。 それからデザートは駅前の―――」 だー、わかった。バイクのエンジンも十分暖まった。行くぞ。残りは家で聞く。 シルヴィアは肩の上から胸ポケットへすべるように移動。 シルヴィアが収納されたのを確認するとバイクにまたがる。 「駅前の、限定品とは言わないわ。新発売のかぼちゃプリンを―――」 アクセル全開。いささか強引にクラッチを繋ぐ。 胸ポケットから顔を出すシルヴィアの声を爆音で掻き消し、シフトチェンジ。 張り詰めるような冷たい空気を切り裂いて、走る。 かぼちゃプリンだな。デパ地下に、まだ残ってるかな。等と考えながら。 続く TOPへ 次へ